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ぽかぽか おひるね

まるマシリーズの二次創作小説、有利×ヴォルフラムメインの小説サイトです。

Archive [2012年11月 ] 記事一覧

小説『ぽかぽか おひるね』シリーズ第6章の更新作業終了のお知らせ☆

『ぽかぽか おひるね』シリーズ第6章、 移転作業が終了しました。 o(*^ー ^*)o とうとう最終章が終わりました。この『ぽかぽか おひるね』シリーズもついに完結です。長かったです。途中に拍手お礼SSを番外編として入れ込んでの再編集でしたので、本編だけを更新するよりも随分長い間の作業となってしまいました。でも、ですね。最後まで読んでいただいた方にはお分かりの方もいらっしゃると思うのですが、実は何度か拍手お礼SSで...

エピローグ ぽかぽか おひるね 5

「……ルフ、ヴォルフ、ヴォルフラム」    揺り起こされて気が付くと、目の前には黒い瞳。  穏やかに微笑み、そこには確かな愛が感じられる。   「こんな所で寝ていたら風邪を引くよ」    現実感がまるで無い。  ここはどこだ。  今は、いつだ。   「夢、か……」 「なんだ、夢見てたのか。そっか、お前が目をつむって涙を流していたから心配しちゃったよ」    そう言って照れたように笑うユーリ。ふんわりと抱きしめられて...

エピローグ ぽかぽか おひるね 4

 パタパタと走って来る音がする。  キャーという子供の歓声が聞こえる。  ムラタとヨザックが帰って来たんだ。    驚くだろうな。  ユーリは逝ってしまったんだ。  それを知ったら、二人は泣くだろうか。    扉がバタンと開いて、ヨザックが飛び込んで来る。  上気した頬。  きらきらさせた瞳をくるりとさせて、大きな声で笑いながら駆けてくる。    十五年前に彼は逝き、そして生まれ変わってムラタの元で共に暮らし...

エピローグ ぽかぽか おひるね 3

「……フ、ヴォルフ、ヴォルフラム」    ゆっくりと目を開けると、そこには穏やかな黒い瞳。  こちらを見つめて笑っている。    ああ、名を呼ばれる事がこんなにも嬉しい。   「駄目だよ、ヴォルフ、こんな所で寝ちゃ。お前が身体を壊してしまう」    ああ、とぼくは周りを見回す。  そうか、うたた寝をしていたのだな。   「どうしたんだ、ぼぅっとして。まだ夢見心地なのか?」    微笑むユーリに笑顔を返す。  そん...

エピローグ ぽかぽか おひるね 2

 早足で廊下を通り過ぎ、目的の部屋まで急ぎ行く。  扉の前にいた護衛兵に「見舞いだ」と短く伝え、するりと中に入り込んだ。    勝手知ったる魔王の居室。  幼い頃、よくこの部屋で母上と共に過ごした。    ためらいがちに扉を叩くと、中から静かに応えがあり、ゆっくり開けると中には青白い顔色の女性が慈愛の微笑でこちらを見ていた。   「ヴォルフラム閣下、お見舞いでございますか。ちょうど良かった。わたし、少しこ...

エピローグ ぽかぽか おひるね 1

 夢を見た。  ぼくが初めてユーリに出会った日の事を。  懐かしく、胸痛むほど……嬉しい夢。    あの日、強烈な印象を携えて、ユーリはぼくの前に現れた。    全身黒の衣装に身を包み、伝説でしか聞いた事の無い双黒を身にまとってぼくの視界に飛び込んで来た。    血盟城の門前近くからもの凄い勢いで馬を飛ばし、正面入り口まで走り寄る。  かつて新魔王となる者が、こんな型破りな入城の仕方をした事があっただろうか...

2010年3月 拍手お礼SS

「ユーリ、朝だ! ほら、さっさと起きるんだ! ぐずぐずするな!」  心地よくまどろんでいたところを無理やり覚醒させられて、有利は一瞬何がなんだか訳が分からなかった。次の瞬間、寝坊したのかと思ったけれど、いつもと違って自分を起こしたのがヴォルフラムだという事にも更に混乱をし、ただでさえ動き出しが鈍い朝の脳みそは全く機能をしてくれなかった。 「なんだユーリ、そんな呆けた顔をして。今日はホワイトデーだぞ。...

2010年2月 拍手お礼SS

「あら、ゆーちゃん」 「うわっ、おふくろっ!」  ぼぅっとしていたところへ急に声を掛けられて、有利は思いきり驚き慌てた。 「もう、ママでしょ、ゆーちゃん」  なんて言葉も耳を素通りしていく。    なぜ母親に会うんだ。  しかも、よりによって、ここで。  誰にも見つからないように、と思ってわざわざ学校帰りに寄ったのに。   「ゆーちゃん、買うのね? そうなのね? ちょうど良かった、ママもヴォルちゃんに買おう...

2009年12月 拍手お礼SS

「ユーリ……遅いね」  父親の部屋のソファに座り、グレタはポツリとつぶやいた。 「ああ、そうだな」  白く長い指を添えたカップが温かな湯気を立ち上らせる。その豊かな香りに口元を寄せ、ゆったりと香りを楽しんだ後、彼女のもう一人の父親は答えてくれた。それを聞いて、グレタは更に問いを重ねる。 「試練、まだ終わらないのかなぁ?」 「もう終わっている筈だ……今月半ばには終了すると言っていたのだから」 「じゃあ、どうし...

2009年11月 拍手お礼SS

※ 今回のお話はオリキャラ中心に話が進み、有利は脇役で、しかもなんとヴォルフラムは登場しません。それでも良いよ、と言ってくださる方のみお読みください。とりあえず頑張って書いたので読んでいただけるととっても嬉しいです。よろしくお願いいたします。 「お前、またそれ見てるのか? いい加減にしたらどうだ」  夫が庭から呆れた声を掛けてきた。 「いいでしょ、別に」  振り向きもせずに妻が答える。  視線はテレビに...

2009年10月 拍手お礼SS

※ このお話は、2009年6月に開催されました『ユーリ×ヴォルフラムだけまつり』にて配布いたしましたフリーペーパーの、季節部分だけを書き換えた物です。 「え? なにそれ。『だけまつり』?」  ユーリが聞き返す。  ポカンと口を開け、ひょいと首を傾げる魔王陛下の姿に、ぼくは軽く一つ溜息を付いた。 「なんだお前、『だけまつり』も知らぬのか。全く魔王としての自覚が足りん」 「ええー、ヴォルフ、そんな事言ったってさぁ...

2009年9月 拍手お礼SS

 四日も雨が降り続き、外で体を動かしたくて仕方が無い有利は、もう何度目になるか分からない溜息をまた一つついた。   「陛下、お疲れでしょうか。一度休憩を入れましょう。誰かにお茶を持って来させますので、しばらくお待ちくださいませ」 「あ、サンキュー、ギュンター」 「いいえ、こう雨が続いては誰しも気分がふさぐものです。少しさわやかな香り付けをしたお茶を選ばせましょうか。それに、エーフェ特製の菓子もお持ちい...

2009年8月 拍手お礼SS

「グレタ、もうそろそろおやすみ。明日は早く起きて遠乗りに行くのだから」    この世で二番目に大好きな、とても美しいもう一人の父親にそう言われ、グレタは素直にうなずいた。   「うん。ヴォルフ、毎日忙しいのにグレタのためにお休みを取ってくれてありがとう! お出かけ、すっごく楽しみだよ!」    そう言って笑うと、美しいもう一人の父親はとても嬉しそうに微笑み返してくれた。   「いや、可愛いグレタのためなら...

2009年7月 拍手お礼SS

※ このお話は、2009年6月に開催されました『だけまつり』のweb企画『なつまつり』に参加させていただいた作品です。 ギュンター:「というわけで陛下のお描きになった大傑作、『夏の思ひ出』を参考に、ニッポンの夏……」 ユーリ:「金鳥の夏」 ギ:「いえあの陛下、」 ユ:「ああ、ごめんごめんギュンター。つい条件反射で茶々入れちゃって。それで、なんだって?」 ギ:「はい、陛下のお描きになった抽象画、『夏の思ひ出』から、...

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Author:みんみん
フォンビーレフェルト卿ヴォルフラムを心から愛する主腐です。

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