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ぽかぽか おひるね

まるマシリーズの二次創作小説、有利×ヴォルフラムメインの小説サイトです。

Archive [2012年07月 ] 記事一覧

『願いを全て3』UPしました!

『願いを全て3』(2012年有利陛下ご生誕記念話)全9話、更新いたしました!ヽ(≧▽≦)/カテゴリの小説総合目次からお越しくださいますようお願いいたします。ユーリ、お誕生日おめでとう!!☆*:;;;;;;:*★*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*★*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*★♪おめでとう♪ヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノ♪おめでとう♪...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) あとがき

ユーリ陛下、お誕生日おめでとうございます~~~!!ヽ(≧▽≦)/今年もまた陛下の誕生日がやってまいりました。そして毎年自分に課している、有利陛下ご生誕記念話を書き上げる事ができました。本当に本当にホッとしています。ε-(´▽`) ホッそもそも、今回はこのお話ではなく、同じ題名で別のテーマを考えていました。でもだんだんキーボードを滑る指が遅くなり……ある日、ふと気付いたのです。「これ、私が今書きたいと思ってる話じ...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) 9

「ああ、終わったなー、忙しかった誕生日」 ふぅ、と大きく息を吐いて、有利は満足気に笑った。「おれ、自分の誕生日の為にこんなに頑張ったの初めてだよ」 大の字になってくつろぐ有利を見て、そう言えば、他国の賓客の前で恥ずかしくないようにと、礼儀作法から演説練習、そしてダンスの特訓と、この半年間、彼は努力し続けたのだと思いたった。しかも誰にも内緒でフリンとのやり取りをしつつ、己への求婚の為に密かに動き続け...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) 8

 華麗な音楽が響く中、誰もが壁際で飲み物を片手に歓談をしていた。ダンスの始めは主役が務めるのが慣わしだからだ。魔王陛下とその婚約者の到着を今や遅しと待ちわびて、客人たちは話に花を咲かせている。 そこにファンファーレが鳴り響き、厳(おごそ)かな口上に続いて扉から主役二人が進み出てきた。華やかな衣装に身を包み、微笑み合いながら寄り添い歩く姿は誰の目にも微笑ましく映っていた。 互いの瞳の中に存在するのは愛...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) 7

「という訳で、お集まりの皆さま、ワタクシの誕生祝いにいらしてくださって、誠にありがとうございます! 盗塁王のような早業で駆けつけて来てくださった方々、今日までずいぶんお待たせしてしまった事と思います。血盟城滞在が、キャンプ場で成果が上がる練習を日々こなしたかのように、充実したものであれば幸いです。そして今日になっての到着で慌てられた方々もいらっしゃるようですが、どうか遅れたとご心配なさらないでくだ...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) 6

「もう良い。良いんだ、ユーリ。お前がぼくを変わらず愛してくれている事が分かれば、もう良いんだ」「うん……」 腕を伸ばし、有利を引き寄せる。熱のこもった己の身体よりも、相手の体温の方が高いことに気付いて思わず小さく笑みがこぼれた。だが、その温もりが嬉しかった。 体温から発する熱と同じくらい、有利は何につけても熱苦しい。愛情表現も、行動も、その考え方も。そして何事も稚拙だ。短絡的で、周囲の事柄や思惑が見...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) 5

 気が付くと、ヴォルフラムは部屋のベッドに寝かされていた。「良かった、目が覚めたんだ」 涙を含んだ声に視線を向けると、そこには鼻の頭を赤く腫らした有利がひしとこちらを見つめていた。「水、飲んで。お前、熱中症起こしかけてぶっ倒れてたんだぜ」 そう言って「起きれる?」と訊きながら背に手を差し込んでヴォルフラムを抱き起こそうとした。その腕に素直に支えられ、ヴォルフラムは身を起こしてベッドヘッドに背を預け...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) 4

 朝、目覚めると、既に隣に温もりはなかった。目が覚めた途端、こんなにすっきりと覚醒できることは自分にとってはあまりない。視線を上げると寝室の窓が開け放たれていて、朝の涼しげな風が流れ込んできているのが感じられた。 ――昨夜はあのままずっと窓を開けていたのか。 返事が果たして来たのか来なかったのか、ヴォルフラムには分かる術はない。ため息をひとつついて窓の外に視線を向けた。明るい日差しが燦々と降り注いで...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) 3

 生誕祭二日前。 カヴァルケードからヒスクライフとその奥方、そしてベアトリスが到着した。グウェンダルからはあらかじめ、カヴァルケードからの一行が到着したら早々に訪ねていくよう指示されていたが、そんな事を言われなくても留学していたグレタが一緒に帰って来たのだから、当然のごとく有利はヴォルフラムと一緒にうきうきと出迎えに行った。「ユーリーーーー―ッ!」「グレターーーーーッ!」 ガバチョッと親子で抱き合...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) 2

「あれはどういうことだ、コンラート!」「そう大きな声を出さないで、グウェン」「これが出さずにいられるか!」 生誕祭直前、諸外国からの賓客やら国内の有力貴族など続々と到着する中、主役である眞魔国国王が、たった一人の客を自ら訪ねていく……それはあってはならない事だった。招待客とはすべからく謁見の間で邂逅するべきだし、それはこちらの指定した日程で予定通りの時間帯に客を迎える手はずになっていた筈であるのに、...

願いを全て3(2012年有利陛下ご生誕記念話) 1

 三日後に有利陛下の生誕祭を控え、城内は慌ただしさの極致であった。招待客も続々と到着し、かつては封鎖されていた迎賓館へと案内されていた。          ** ** ** 先代魔王ツェツィーリエの時代には、眞魔国は他国との国交はほとんどなかった。せいぜい隣国との貿易が多少あった程度で、魔族は人間から忌み嫌われていたし、魔族の方でも人間を卑下していたからだった。 けれども第二十七代ユーリ陛下の御代...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) あとがき

2011年7月 初掲載作品 (以下、初掲載当時に書いた日記です)有利陛下!お誕生日、おめでとうございまーす!!ばんざーいヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノばんざーい 今回のお話の題名は『願いを全て2』です。“2”というからには“1”がある訳ですが、基本的に“1”を読まなくてもちっとも構わないようなお話になっています。まぁお時間がある方は“1”も併せてお読みいただけるとこのお話における有利の馬鹿さ加減がより一層ご理解いただけるかと...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 10

「ひゃー! これ、イモ助なの!? すっげー!」 有利の目の前には三メートル以上もありそうなカイコの成虫が、羽を広げてゆったりとくつろいでいた。有利がカイコの大きな目を覗き込み、頭や首をガシガシと撫でるのを、イモ助はくすぐったそうにして大きな羽をパタパタとさせている。 有利が驚きはしゃぐ隣でヴォルフラムは首をひねっていた。「そしてこれがぼくのリーゼロッテなのか? 立派に羽化したな、偉いぞ、リーゼロッテ...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 9

「そのご様子ですと、昨夜は一晩中、そのたった一人の供と共に、馬で闇夜を駆けられたのでしょう。魔王陛下ともあろう方が、なんと無用心な。何か大事がありましたらなんとしましょうか。陛下、ご自身のお立場をよくお考えくださいませ」 厳しい声色に振り向くと、フォンビーレフェルト卿ヴァルトラーナが怒りもあらわに毅然と立っていた。それにひるまず有利は静かに答えた。「うん、そう、一晩中馬で駆けて来た。と言っても、お...

『願いを全て3』に付いて

やっとこ書き上がりました!間に合った……!!・゚・(≧▽≦。)°゚。そんな訳で、明日の夜10時に、『願いを全て3』(2012年有利陛下ご生誕記念話)をUPします。まだできたてホヤホヤで、見直しも1度しかしていません。(^_^;)これからもう1度くらいは見なおさないとダメだろうし、その後、こちらでの更新作業になります。全9話、明日の夜、一度に更新できれば一番いいのですが、もし間に合わなかったらすみません。m(_ _)mがんばります...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 8

 夜の湯浴みを終えた後、待ちきれないようにグレタが部屋に飛び込んで来た。期待に満ちた目で有利のベッドに飛び乗って来る。「ユーリ、ヴォルフとお話できた?」「ああ、話したよ」「いつ帰って来るって?」 キラキラした瞳に答えるのはつらい。「……まだ分からないって」「そんな!」「もう数日したら、予定も立てられるはずだって。だから残念だけど、カイコの羽化は二人で見ようか、グレタ」 グレタには寂しそうな顔を見せま...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 7

「叔父上……」 ノックの音に振り返ると、そこにはヴァルトラーナが静かに立っていた。夏ゆえに扉を開け放ったままだったのを思い出す。叔父の硬い表情にヴォルフラムの心がキュッと痛んだ。「すみません、時間に遅れました。呼びに来てくださったのですね」「そうだ。そして、ここでお前と陛下の会話を聞いてしまった。盗み聞きは申し訳ないとは思いながらも、立ち去るだけの心の余裕を持てなかったのだ……ヴォルフラム、お前は本当...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 6

 第四回目の脱皮をして七日後。 突然、カイコがクワの葉を食べなくなった。予期していた事とは言え、三人の中に少々緊張が走る。とうとうこの日がきたかとうなずき合った。 彼らは繭を作るのだ。 部屋の四隅とドアの返しの部分の五箇所で、それぞれカイコ達は身を丸めてゴソゴソと動いている。座りの良いポーズでも決めているのだろうか。 オス四匹は三メートル、メスのリーゼロッテに関しては三.五メートルもの巨体を一生懸...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 5

 カイコは順調にぐんぐんと成長を続けて、あっという間に二メートルもの大きさになってしまった。もう、有利やヴォルフラムよりも大きいのだ。試しにヨザックに来てもらって隣で寝転んでみてもらうと、体の太さも大きさも、ヨザックより一回り大きかった。今ではグレタが上にまたがって座ってもビクともしない頑丈さになり、グレタを乗せたままでももぞもぞと短い足を動かして部屋の中を移動してしまうほどだ。 骨の無い幼虫だか...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 4

「イヤだー、生誕祭なんて出ないーーっ!」「そんな訳にいくか、馬鹿者! 年に一度の催しだ! 皆がどれだけ懸命に準備してきたと思ってるんだ!」 誕生日の朝、有利はカイコの箱の前から動かず、生誕祭に出ないと駄々をこね始めた。抱き上げOKになったカイコを胸に抱いてみたら、あまりの心地良さに我を忘れてしまい「今日はここから離れない!」と言い張ってしまったのだ。それを横からヴォルフラムが怒鳴って止めている。し...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 3

 ロイヤルファミリー三人は、部屋の入り口で感慨深く息を吐いた。「すごーい……」 瞳を輝かせてグレタがつぶやく。 有利とヴォルフラムも辺りを見回してから、娘の様子に満足げにうなずいた。 グウェンダルやギュンターやアニシナまで交えて、皆でどうやってカイコを飼うかを相談した結果、折角だから親子三人で育てたらどうかという話になり、魔王部屋の居間を使って都合五匹飼う事にした。卵の段階ではオス・メスの判断ができ...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 2

「ヴォルフラムー! グレタ、勉強終わったよ!」「そうか、毎日偉いな、グレタは」「えへへ。だって、たくさん勉強して、早く大きくなって、ユーリとヴォルフのお役に立てるようになりたいんだもん。アニシナが言ってたよ。『立派な毒女になるには教養が必要です。日々の努力を怠らず、しっかり勉学に励みなさい』って。だからグレタ、毎日いっぱい勉強して、早く立派な毒女になって、一日も早くユーリとヴォルフラムのお役に立つ...

願いを全て2(2011年有利陛下ご生誕記念話) 1

「ヴォルフラムぅぅぅーーーーっ! 会いたかったよ会いたかったんだよ、こっちに来たらお前がいなくて寂しかったんだよーーーッ!」 生誕祭を控えて有利がこちらに喚ばれてみると、ヴォルフラムはビーレフェルトに行っていて留守だった。彼は叔父でありビーレフェルト一族の当主でもあるフォンビーレフェルト卿ヴァルトラーナから一族や領地に付いて色々学んでいるようで、ここ半年くらいの間、定期的に里帰りをしているのだ。 ...

願いを全て(2010年有利陛下ご生誕記念話) あとがき

2010年7月 初掲載作品(以下、初掲載当時に書いた日記です)あっついですねぇ。 (^-^;)陛下はこんなに暑い盛りに生を受けたのですね。 7月29日は渋谷有利くんの誕生日です。という事で、「有利くん、お誕生日おめでとう物語」を書きました。予定では「有利陛下ご生誕記念SS」という筈だったのですが、書いている内にどんどん予定が狂って長くなり、結果的に全11話になってしまいました。 (^-^;) 今回のお話を書く切っ...

願いを全て(2010年有利陛下ご生誕記念話) 11

 頭に血が上っている。 興奮して脳が何かを考える事を拒否している。 恥ずかしさから動悸が治まらない。 全身の血流がドクドクと音を立てていて、体中がカッカとほてっている。 とうとう言ってしまった。 更に勢いでもう一度、求婚してしまったのだ。 本当なら、どうして自分がヴォルフラムの事を好きだと自覚したのかとか、アグネスと一緒に行動しているヴォルフラムを見ている事がどれほど自分にとってつらい事だったのか...

願いを全て(2010年有利陛下ご生誕記念話) 10

 こうして、彼らのマ王奥生活は五日目の朝で幕を閉じた。本当ならあと二日間あったお休み期間は、ツェツィーリエがグウェンダルとギュンターに掛け合って、そのまま据え置きにさせてもらえた。 そんな訳で有利とヴォルフラムは、血盟城で至れり尽くせりの生活をしながら仕事を一切しなくて良いという、素晴らしい二日間を図らずも得られてしまったのだ。 大した荷物ではないが、それぞれ自分の身の回りの物をまとめて魔王の居室...

願いを全て(2010年有利陛下ご生誕記念話) 9

 胸が苦しい。 痛いんだ、どうにかしてくれ、ヴォルフラム。 有利が奥歯をギュッとかみ締めると、物凄い足音が近付いて来て勢いよく扉が開いた。「ユーリ!」 とても焦った声でヴォルフラムがベッドに走り寄って来た。「違うんだ、ユーリ! 誤解だ、誤解なんだ! 信じてくれ、ぼくはアグネスと不貞など働いていない! ユーリ、お願いだ、ユーリ、ユーリ!」 ゆさゆさと激しく身体を揺さぶられて、有利はガバッと身を起こし...

願いを全て(2010年有利陛下ご生誕記念話) 8

「陛下、これがあたしのお願いでございます。ヴォルフラム様は、陛下を心から思われていらっしゃいます。ここ数日、ヴォルフラム様に畏れ多くもお手伝いをいただいて、その度いつもそれを感じておりました。あんなに仲睦まじいお二人が仲違いをされるなんて……あたしには耐えられません。陛下、なにとぞお願い申し上げます。あたしの願い事を、お聞き届けくださいませ」 そう言って有利を強い視線で見詰めた後、アグネスは丁寧に頭...

願いを全て(2010年有利陛下ご生誕記念話) 7

 部屋に入るとツェツィーリエはさっさと歩き、ソファにすっと座った。「陛下、時間が無いので単刀直入にお聞かせしてちょうだい。陛下は、アグネスを処刑されるおつもり?」「しょ、処刑!?」 あまりの言葉に有利は腰を抜かしそうになった。「では、違いますのね?」「は、はい、もちろんです! 処刑なんてしませんとも、はい!」「……良かったわ」 ツェツィーリエが深く息を吐いて、ソファの背もたれにドサッと背を預けた。「そ...

願いを全て(2010年有利陛下ご生誕記念話) 6

 時間がじりじりと過ぎていく。 有利はベッドにうつ伏せて顔を枕に押し付けたまま、ぴくりとも動けずにいた。 どうすれば良い。 今頃、舞台の上ではヴォルフラムがあの綺麗な声で朗々と歌い上げているのだろうか。 彼の歌は聴いた事がある。普段話す声が少し高めのアルトなのに、歌い出したら広がりのあるテノールだったのでとても驚き、それと同時に感嘆の声を漏らしたのだ。 なんて美しい歌声。 初対面の第一印象が『ウィ...

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フォンビーレフェルト卿ヴォルフラムを心から愛する主腐です。

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